キャラクターも

やっぱりアドベンチャーゲームのキャラクターのよう。
台詞だけで、はっきり誰が誰か判別できるようにしてあるのが印象的。
このことは、同一キャラクターが台詞中で改行したとき、改めて鍵括弧をくくりなおす、という方法を可能としてます。ちょこっと引用すると……

「……いや、友達になりたいと……思っていた」
「……ここでわしがおぬしを殺せば、ユーキは決してわしを許してはくれんじゃろう。三カ月前と何も変わってないじゃないか、とわしに失望するじゃろう」
(2巻184pより引用)

と、こんな感じです。
これは、よほどキャラクターがはっきりしてないと出来ない方法だと思います。が、作者はそれをできるだけの技量というか、キャラクターの書き分けが出来てます。