字ハイのアンコ落しについて

しばし考えてみたのだが、意外な事実に行き着いたので。


裏目というのがある。
まぁ、捨てたハイでシュンツやアンコができる現象。
俺も、去年までずーっとそれに悩まされていた。
とにかく、捨てるハイ捨てるハイ全てがシュンツアンコで、捨てハイで上がれるなんて日常茶飯事だった。
今年に入ってすぐ、打ちまわしを変えてみたら、それが少なくなった。


それが、字ハイのアンコ落しである。


どうして、これを行うようになったら、裏目が減ったのか。


それは、まず裏目の種類を分類しなければならないだろう。
ターツ、トイツ、シュンツ、アンコの四種類が裏目にはある。
さらに、ターツとシュンツ、トイツとアンコは同じものとして捕らえるべきで、発生しやすいものは、ターツとシュンツだろう。では、ターツとシュンツ、トイツとアンコのどちらの裏目の発生を抑えることができるのか。発生しやすいターツ、シュンツだと俺は思っている。


ではどうすればいいのか。
1)手ハイを、アンコではなくシュンツ優先で作っていく。
2)メンツオーバー時は、アンコ切りを優先に行う。


この二つで、防げると思っている。
アンコ切りにしても、優先順位がある。柔軟性があるほうを残し、柔軟性がないほうを落としていく。この場合、字ハイが一番柔軟性がない。だから、字ハイ落しなわけである。最初字ハイ落しは、役作りにおいて柔軟性がないから、という理由だけで落としていたのだが、思考をめぐらせていくにつれ、そういう利点もあることに気が付いた。
さらに付け加えれば、ターツを優先して残していく打ち筋も、ターツ、シュンツの裏目を防ぐことにつながっていると思う。
まぁ、本当にこの論拠が正しいのか、これからも打ちつづけて研究しなきゃならないだろう。

仕事クビ(愚痴&鬱系注意)

ぶっちゃけ、今月末、もしくは来月末でクビである。


が、それはいい。
ただ、あまりにも日研のやっていることはひどい。
なので、そのことを書いておこうと思う。


日研には、四年と少しの間世話になった。
そのことには感謝しているのだが、とにかく従業員を機械としてしかみてないことに関しては、他の人材派遣、請負会社が比肩し得ないほどのものである。
人材派遣のころはともかく、請負に変わってからというもの、日研の従業員に対する態度は、あまりにひどかった。


1)有給休暇の取得と疲労の蓄積
一ヶ月以上前からの有給の取得に対して、開口一番ダメ、である(この時点で、当然ながら違法)。


精神的、肉体的に厳しく、これ以上休みがなかったらいずれ倒れてしまう、といったのにもかかわらず、だ。それまで、何ヶ月か有給をとらず、無遅刻無欠勤を続けてきたのにこの一言はあんまりではないか。
じゃあ、いつならいいですか? と尋ねても、いつでもダメ、との返答。さらに押し問答した結果、どうしてもというなら、反対班の人間に半日の早出をしてもらえ、といわれた。そんなこと、できるわけないではないか。ただでさえ、かなりきつい仕事なのだ。


それでも、一度、半日でてもらって有給をとった。
その人物が病気で休むことになり、変わりにでてくれ、といわれて出勤した、そのかわりに、である。
そのときの業務とのやり取りは以下の通り。


俺:というわけで、来週有給とります
業:ダメ。どうしてもというなら半日
俺:(さえぎって)変わりに、**さんに出てもらいます。
業:(すっげー悔しそうな顔をして)そっか、わかった


まぁ、ともかく、結果、有給の取得は無理だと悟り(とはいえ、親の消息を確かめるために、札幌に帰省する、といったら、書類上のこともあるので二日の取得は認められたが。その時の経緯に関しては、はてなの日記を参照のこと)、取らずにおいた。
結果、二月に疲労の蓄積が限度にきて、頭痛と吐き気で、早退、その後欠勤した。
さらにその翌月も、同様のことがあり、早退、欠勤。そして、先月、体調不良により起きられず、遅刻、今月にいたっては風邪による発熱(平熱36度前後の人間が、38度超の熱である)により欠勤、というありさまである。


ぶっちゃけ、今は自殺も考えたほどの鬱になった。言動は、なんら変わらないが(自分が鬱だ、と他人に知られるのがひどく許せないので、普通にしているだけだ)、かなりヤバイ。近々、心療内科に出向いて、このことを報告。労災にまでもっていくつもりである。


まあ、ともかく、こうして現状に至ったわけだが、果たしてこれは、俺自身の責任によるものだろうか。それとも、日研に?


その所在はともかく、極めつけは、業務のこの一言である。
「どうしてそんなにストレス溜め込んでるんだ。適度に発散しろ」
発散したいから有給をよこせといったのに却下したのはお前だろうが。ふざけるな。


2)寮費と光熱費について
寮費は、一律30kである。


3DKの、どう考えても家賃が60K程度のアパートでも一人頭30K。派遣先の会社から、寮費無料で寮をかりられても、30K。
駐車場料金も、どんなに安くても、10K以上はとる(さすがに、柏崎のような車がなければどうにもならないところでは、5Kとか3Kだそうである)。
加えて、光熱費は月あたり6K。6K以下であっても、きっちりとる。それ以上使った場合は、頭割りで平均して給料から天引き。
いかがなものだろうか。
こうした場合、光熱費は使用量の平均を取る、というのが普通だそうだ。さらに、柏崎の場合、原発の手当てがつく。個人、法人それぞれに支給額は異なってくるが、ざっと計算しても、寮一部屋あたり、30Kは日研に支払われているはずである。
が、そのことは従業員に報告していない。そのことを、業務に告げて、多少でも還元、もしくは寮費の軽減をしないのだろうか、と尋ねても、そんなものはしらない、の一点張りである。


ちなみに、ある人物から聞いたところによると、派遣先から日研へと支払われる、従業員一人あたりの一日の雇用料は、およそ30Kだそうだ。
自分が勤務している場合の給料は、日給でおよそ9K。実質、2/3以上の搾取だ。
ここから、さらに寮費、光熱費で相当の金額の徴収、駐車場料金でも同様のことが行われる。一体、日研は、従業員からどれだけ搾取すれば気がすむのだろうか。


もう我慢の限度である。
このままでは、派遣、請負会社によって、どれだけの人間が食いつぶされるか、わかったものではない。


次第によっては、裁判も辞さない覚悟があることを最後に記しておく。

素クールおかゆ改訂版

 玄関のチャイムがなった。
 寒々しい一人暮らしのワンルームには騒がしいぐらいの金属音で、住人の俺がいうのもなんだが、うるさい。
 特に、布団に包まり、枕元にうずたかくティッシュの山が作られているこの状態で聞くには、いささか頭にくるほどだっていうか、風邪ひいてんだよバカ野郎!
 くそ、誰だってんだ一体。
「あーい、いばでばーず」
 鼻が詰まって発音するままならない。
 だらだらタレ落ちる水っぱなを、ティッシュで抑えながら布団から起き上がる。風邪のせいで節々が痛い。寝床から玄関までの距離が近いのがワンルームの利点なんだが、今はその距離すら遠かった。床がぐらりと揺れた感じがしたのは、熱で意識が朦朧としてるせいだろう。
 よたよたと壁伝いに玄関まできて、鍵をあける。すると、間をおかずにドアがひらいて、
「久しいな、久幸。風邪と聞いて馳せ参じたが、ずいぶんひどいようだな」
 自称婚約者――とはいえ、うちの親も認めているから自称を削除しても通じるものだが、俺が認めていないので自称がついている――の来須ナオが、俺の顔を見るなりそう告げて、ずかずかと部屋に入ってくる。
 学校から直接きたのか、ぱりっと糊のきいた紺色に白いストライプの入った婦人スーツを着ていた。
 ちなみに、俺が通う高校の教師で、同時に担任でもある。
「んだよ、ひやかじにきだどが?」
 ふ、と笑むと、
「悪態を付くぐらいの元気はあるようだな。まぁなんだ。婚約者としておかゆを作りにきた。台所を使わせてもらうぞ」

     *     *     *

「ともかく、そういう流れで、今回の話でいこうと思うんですえっほえっほ。どないなもんでしょ、部長」
 そのまんま、自分が書いた小説の主人公と同じ形で、ぐったりと布団に包まっている僕。仰向けだと息が苦しいので、うつ伏せになって唸っている。枕もとにはティッシュだけが捨てられたくずかごと、空になったティッシュの箱が二つ。
「くっくっくっ……この小説、まんま、今のキミだな」
 部長――つまりは、僕の恋人で学校の先輩で文芸部の部長――は、食卓テーブルの上に置いてあるノートパソコンの画面を見ていた。口に手を当てて、爆笑しそうになるのを堪えている。
 今僕が置かれているシチュエーションは、部長に見せたノートパソコンにしたためられている小説とほとんど同じだ。
 違うのは、おかゆを作りにきている人が、婚約者ではなく恋人という点であることだけだ。
 一通り目を通したのか、ふむ、と頷くと、
「特に問題はないな。じゃあ、この線で進めてくれたまえ」
 と、真面目な顔で言った。
 どうやら、小説の内容に特に問題はないようだ。
「じゃあ、その線で話は進めてくれたまえ。とはいっても、今無茶をしては、風邪が悪化してしまうな。最悪、原稿は落としてもかまわん。養生してくれ」
 部長は、立ち上がって僕の枕もとにきて、頭を撫でてくれる。その手が優しく感じられて、なんとなく嬉しい。嬉しくて涙がでそうになる。
「いぢお、がんばっでびばす」
 そんな優しい部長に、僕は迷惑をかけられない。だから、そう言った。
「まったく、無茶をするなと言っただろう」
 が、その一言は部長の機嫌を損ねてしまったようだ。注意するその声は、あきらかに不機嫌だった。
 頭を撫でていたその手で、僕の頭を軽く叩くと、
「キミが学校を休むと、学校がひどくつまらなくなる。今日だって、いっそ私も学校を休んで、キミの看病をしていようかと思ったぐらいだ。だから、そう頑張るな。な?」
「……あい」
 僕はそう頷いて、ごそごそと新しいティッシュ開封し、ぶびびーっ、と鼻をかんだ。
「さてと、早速、キミの彼女としておかゆをつくってやろう。私のおかゆは、とっておきだぞ? 何しろ、私の愛情がたっぷり詰まっているからな」

Fin

ENOちんに意味不明と……

言われた俺の麻雀の打ち筋にも、ちゃんとした理由がある。
あるったらたるのだ。
ただのツモなりで打ってるわけじゃない。ないんだ。多分。
まぁ、とにかくそれを書いておこうと思う。

1)2344のようなハイパイがある場合、まずトイツを優先的に捨てる。ただし、23446のように、カンチャン待ちが加わる場合はこの限りではない。

2)ターツとトイツの優先順位は、ターツのほうが高い。トイツがなくなってもターツを優先。

3)字ハイをトイツ、もしくはアンコで所持していて、三巡から五巡かかっても鳴けず、さらにツモが悪く手が進まない場合、どんな字ハイでもかまわず捨てる。ただし、ホンイツなどが掛かってる場合はこの限りではなく、また、場や河の流れによっても同様。

4)カンチャン待ちの場合、勝負にいく場合が多い。ただし、場のや河の流れ(略

5)浮いているヤオチューハイは捨てに行く。ヤオチューハイ絡みのカンチャンの場合も同様。ペンチャンのターツの場合は、持ってる場合もある。
基本、タンヤオ狙いで、あわよくばピンフもつけたいからである。

6)2334のような状態になったら、トイツを捨ててシュンツにしてしまう。ただし、捨ててから24をツモってきた場合は数巡そのハイを手元に止めておき、上家がチーできるイを捨ててきたら、場合によっては鳴く。

7)下位の人間がリーチして、自分がふらずにすみそうな場合、暗カンができるならかまわず暗カンをする。ただし、自分が子の場合に限る。

とまぁ、こまごまと書いてはみたけど、この程度じゃ、そりゃ打ち筋がわからんとか言われる罠。

最近涙もろい

どうも、最近涙もろい。
処女はお姉さまに恋してる、紫苑ルートの後半、病室から紫苑が手を振るシーンでうるっときたり、銀星みつあみ航海記01の最後、荷物が届いてからのシーンでうるっときたり、小さな国の救世主4、龍也が満たされたシーンでうるっときたり、グレネーダー〜ほほえみの閃士の最終回、二人が戦ってる相手に抱きつくシーンでうるっときたり、二人はプリキュアの8話と42話でうるっときたり。
何故か、かなり目が潤む。
ただ、不幸な人が無意味に幸せになったとか、そういのでは特にうるっとはこない*1
まぁ、くるのは大抵、努力したり、がんばったり、いろいろその積み重ねが背景にあって、それが実った時のシーン。

   *   *   *

で、それがきっかけで唐突に思い出した記憶がある。
24時間テレビが、まだ商業主義にまみれてなかった時のこと。おそらく、二回目か三回目の頃、初めて海外の難民に援助する、というときの頃だったような記憶がある。
黒柳徹子が、やせこけた子供を抱いてるシーンだった。
それを見たときに、わんわん泣いた。えっらい勢いで泣いた。
そしたら、親に怒られた。煩い、寝れないと怒鳴られた。
それっきり、そういうものを見ては、絶対に泣けなくなった。

   *   *   *

だからそうなったというわけではないかもしれないけど、ただ不幸なだけで泣かせようという話には、どうにも虫唾が走る。本当に不幸な人間とは、どういうものかというのを知ってしまったからかもしれない*2。だから、俺が書く、もしくは書こうとしている小説には、そういう、俺から見て不幸な人間を、キャラとしては出していない*3
多分これからも、安易な不幸キャラを、簡単に出すことはないと思う。とてもじゃないけど、出せないといったほうが正しいかもしれない。それぐらい、幸が無い、というのはつらいことなのだと思う。
ま、なんてことない話だけども……ね。

*1:鍵系では、まず泣けない。

*2:えてしてそういう人は、自分が不幸だとは気付いてないのだ

*3:という事実にも思い当たった

銀星みつあみ航海記00・01

もの書きwikiはこちら:http://hiki.cre.jp/write/?GinseiMitsuamiKoukaiki

あまりに面白すぎるので、感想書きたくなった。
ENOこと、鷹見一幸さんがおくる、スペオペの新シリーズ。
どこが面白いとか、そういう論評を自分の中で練りだすためには、かなり時間を置かないとだめなので、たとえ読了しても絶対に書くつもりはなかったのだけど、我慢できない。書くことに決めた。


話は、大戦で壊滅した109戦闘部隊の生き残りの二人であるハヤト・フォーゲルスト・ナグモとハインツ・クノール・キャンベルが、賞金22億クレジットの宝くじに当たってしまったところから話は始まる。
二人は、その賞金を使って輸送船を購入、運輸会社を興して宇宙をまたにかける……という話。
貧乏トラベラーの借金地獄がない話、といってしまえば判る人には判るだろうか。
00巻は、宝くじで賞金を当てて、銀星号を手に入れ、起業するまでの話。
01巻は、初仕事とその後に突然舞い込んできた、劣化により変質して爆薬になった農薬の運搬と、銀星号がどういう船だったのか、というエピソードが語られる。


まぁ、いろいろあるだろうけど、掛け値無しに面白い。
ツッコミどころはいろいろあるんだろう。
SFに詳しい人が見れば、いろいろとつつきたくなるところがあるかもしれない。
でも、そんなことは関係ない。
もう一度言う。
掛け値無しに面白い。

この小説には、血沸き肉踊る戦闘シーンはないし、半裸の女性もいない。
けど、面白い。
物語を純粋に楽しめる人なら、絶対に読むべきだ。