最近涙もろい

どうも、最近涙もろい。
処女はお姉さまに恋してる、紫苑ルートの後半、病室から紫苑が手を振るシーンでうるっときたり、銀星みつあみ航海記01の最後、荷物が届いてからのシーンでうるっときたり、小さな国の救世主4、龍也が満たされたシーンでうるっときたり、グレネーダー〜ほほえみの閃士の最終回、二人が戦ってる相手に抱きつくシーンでうるっときたり、二人はプリキュアの8話と42話でうるっときたり。
何故か、かなり目が潤む。
ただ、不幸な人が無意味に幸せになったとか、そういのでは特にうるっとはこない*1
まぁ、くるのは大抵、努力したり、がんばったり、いろいろその積み重ねが背景にあって、それが実った時のシーン。

   *   *   *

で、それがきっかけで唐突に思い出した記憶がある。
24時間テレビが、まだ商業主義にまみれてなかった時のこと。おそらく、二回目か三回目の頃、初めて海外の難民に援助する、というときの頃だったような記憶がある。
黒柳徹子が、やせこけた子供を抱いてるシーンだった。
それを見たときに、わんわん泣いた。えっらい勢いで泣いた。
そしたら、親に怒られた。煩い、寝れないと怒鳴られた。
それっきり、そういうものを見ては、絶対に泣けなくなった。

   *   *   *

だからそうなったというわけではないかもしれないけど、ただ不幸なだけで泣かせようという話には、どうにも虫唾が走る。本当に不幸な人間とは、どういうものかというのを知ってしまったからかもしれない*2。だから、俺が書く、もしくは書こうとしている小説には、そういう、俺から見て不幸な人間を、キャラとしては出していない*3
多分これからも、安易な不幸キャラを、簡単に出すことはないと思う。とてもじゃないけど、出せないといったほうが正しいかもしれない。それぐらい、幸が無い、というのはつらいことなのだと思う。
ま、なんてことない話だけども……ね。

*1:鍵系では、まず泣けない。

*2:えてしてそういう人は、自分が不幸だとは気付いてないのだ

*3:という事実にも思い当たった